私imbirdは平成25年12月31日をもってカーフェリーを定年退職致しました。 関係の皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。 |
なにが番外編だって?実は私は普段は船で仕事をしています。このページでは私が乗船している東京〜徳島〜北九州のカーフェリー航路での鳥にまつわる事を紹介します。 |
長距離のカーフェリーを利用されたことがある人は、時間を持て余し弱ってしまったなんて思いがありませんか?そんな時は海を見れば良いのです。まず海の青さで目に栄養をあたえましょう。シャープな水平線で気持ちにけじめをつけましょう。たえず形と色を変える雲をぼんやりと見つめ頭の中を空っぽにして下さい。その上で海上を飛ぶ小さな(小さく見える)生き物に注目してください。 双眼鏡があれば最高ですがなくても大丈夫。黒くなったり、白くなったりしながら水面すれすれを飛ぶ海鳥が見られるでしょう。オオミズナギドリです。体の上面が黒く下面が白いため、そう見えるのです。彼らは波、うねりに伴って起こる気流を利用してほとんど羽ばたかずに水面をその細く長い羽先で薙ぐように飛びます。このミズナギドリ、たちが悪いことに荒天を好んで出現するようです。ある程度波が高い方が飛行に有利だからでしょう。船酔いでバードウオッチングどころでないってことになるかも。 カーフェリーからの鳥見は北海道航路が有名ですね。バードウオッチングを取り扱う雑誌を見ると色々な海鳥が観察されているようです。暖流と寒流が交わる海域を航行する北海道航路に比べ東京〜徳島〜北九州航路ではそれほどの種類は見えないようです。それにしてもたくさんの海鳥の種類を特定する観察者の能力には驚かされます。私はというとミズナギドリで言えばオオミズナギドリであるかオオミズナギドリでないかがわかる程度でまったく自信がありません。そんな私ですからやはり鳥がいても見えてないだけかもしれません。 しかし、長く乗船していると面白いことに遭遇することがあります。そう!鳥がむこうからやってくるのです。夜、得体の知れない海鳥が甲板上をテコテコ歩いているときがあります。甲板上で休息をとっているようです。そんな時、鳥には迷惑でしょうがちょっと部屋までお付き合いしてもらい(簡単に捕らえることができます)図鑑片手に素性調査です。目の前にいるわけですからいくら乱視の私めでも間違えるはずはない・・・・はずなんですがこれが特定するまでひとしきりかかります。これでは双眼鏡片手に、うーむこれは○○、あれは××なんてレベルには一生到達できないようです。確認後は元いた場所に帰してやります。相当疲れているように見えても翌日には姿が見えません。無事飛び立ったようです。 |
2010年9月9日 今年の夏はネタが少なかったです〜。仕方ないので禁断の哺乳類を・・・とにかくこれで夏編はお終い〜。 |
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ところで、これはナニイルカなんでしょうかねぇ・・・? |
2010年8月5日 朝、ブリッジ当直の一航士から本船の周りをカツオドリが飛んでいるとの連絡をもらいました。私は潮岬近辺でひと月以上前からカツオドリを確認していたのでおそらくそのコかな?とカメラ片手に急行。行くとなんと目の前に浮かんでいました。飛行スピードが本船とほぼ同じなのでそう見えるのです。近いのでお尻の穴まではっきりわかるほど! と、突然、右に流れると本船のすぐ脇に急降下ダイブ!身を乗り出し窓ガラスに頭をぶつけながら覗きこむと水の中へ羽ばたきながら潜って行く鳥がはっきり見えました。 俺様はこうやって魚捕るんだって見せつけられた感じ〜。 水面に浮かんでくるとそのまま進む本船の後ろへ過ぎさってから再び飛び立ち、本船を追いかけるように飛んで来ると、またブリッジ目前で右に左に振るように飛んでいました。おそらく船が進む時に驚いて水面近くに現れる魚が目当てだったのでしょう。 当直者によると1時間ぐらい前からずっとこの繰り返しだったとのことですが、こんなに頻繁に水に潜る鳥とは思いもしませんでした。今までカツオドリを見つけてもすぐに見失っていたのですがこれで納得です。 |
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目の前のは400mmで撮れるモノではありません・・遠くのショットから (首の白い部分の出方からみてアオツラカツオドリ幼鳥かも・・・) |
2010年5月19日 今年はハシボソミズナギドリが多かったです。特に海が時化ると沿岸に寄ってくる傾向があり数が多くなります。この日も風が非常に強い日で甲板上に降りていた2羽を発見。甲板上に降りたものの吹き抜ける強風で飛び立てない様子であった。風下から海上に放ってやると元気そうに飛び去りました。 今シーズンは徳島県沿岸部でもたくさんのハシボソミズナギドリが見られました。こんな時には落鳥となって海岸にたくさん打ち上げられていたりします。 |
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風を避けてブルワーク(船の手摺)の陰にうずくまる2羽 | |
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航路筋で見られるミズナギドリはハシボソミズナギドリ以外には オオミズナギドリ、アカアシミズナギドリ、ハイイロミズナギドリが います。オオミズナギドリ以外はどれもよく似ています。 |
2010年5月17日 夏が近づいてくるとトビウオがよく飛びます。水面をはたいて飛び立つと数百mも飛ぶことがあります。時化の後には甲板に落ちている時もあり、新鮮な内は深く輝くような青色をしております。 ところでこのトビウオを撮影した時に気付いたことですがミズナギドリ(この時はハシボソミズナギドリ)の目と鼻の先?をトビウオが飛んでも全く反応しなかったことです。パクッといけそうなものですが・・・・不思議に思いました。 |
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2010年5月7日 東京向け上り便、潮岬東方海上は大雨。こんな日には出てくれるんですねぇ。飛んでいた水鳥を双眼鏡で確認すると尾羽が細く突出したシロハラトウゾクカモメでありました。残念ながらカメラが手元になかったので撮影できませんでしたがじっくり観察できました。 なお、下の写真は2009年4月21日に同海域で撮影したものです。当日も荒れ模様だったと記憶しております。 |
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2010年4月29日 これは和歌山県田辺市の沖合あたりでの撮影だっただろうか。時化た海を自在に飛ぶオオミズナギドリは普段とは全く別な鳥に見えます。 |
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2010年4月27日 徳島港では凄い風雨。甲板上に黄色いテープを丸めたようなモノが落ちていた。よく見るとキビタキ♂の落鳥個体。渡り時期の荒天では落鳥に出会うことが多いのですが、こんな荒れた日にも鳥たちは渡っているのかと驚かされます。 徳島から東京向けは発達中の低気圧と並走し、まるで台風のような天候で大揺れしました。 |
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ドライヤーで乾かすと本来の姿に戻りました。 このコは東京港の植え込みの中に埋めてやりました。 |
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甲板から見た”うねり” 写真で見るとあまり迫力ないなぁ・・・ | |
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船が遅れたため神奈川の沖合で珍しい鳥に会えました 右はクロアシアホウドリ 左はハシボソミズナギドリと思われる。サイズに これだけの差があるんですね〜。 それにしてもピントなんとかならんかったのかなぁ・・・・ |
2010年4月25日 潮岬の東方(大島の沖合)海上でのオオミズナギドリの群れです。小魚が多かったのか周辺部に大きな群れが何ヶ所か見られました。こんな日は漁船も多く、操船担当者は大変でした。 |
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2010年4月23日 ウミスズメは潮岬あたりでの撮影。ハイイロヒレアシシギは潮目沿いに浮かぶ藻の周辺に群れて浮かんでいる事が多いです。撮影した場所は潮岬からかなり東方に進んだあたりでした。夕暮れ時の逆光下だったため何が何だかわからぬ写真になってしまいました。アカエリヒレアシシギは徳島県沿岸部でも見えますがハイイロヒレアシシギは沖合に出ないと見えないようです。 |
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ハイイロヒレアシシギ | |
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ウミスズメ | |
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潮岬灯台 400mmで撮影 トリミングあり |
2010年3月17日 これは徳島県阿南市の沖合での撮影。振動の多い場所でなおかつ窓ガラス越しでの撮影ではっきりしませんが右から2羽目はカンムリウミスズメだと思われます。他のはウミスズメのように見えますが、この2種は混群になったりするのだろうか。それともカンムリウミスズメと見える個体はウミスズメの夏羽だろうか。ちょっと自信のない写真です。 |
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2010年3月5日 これは尾鷲市の沖合あたりで撮影したもの。数航海前からミツユビカモメが飛び出しているのを確認していたので早起きして撮影したもの。海面に浮かんでいる藻の切れ端の近くに降りていることが多いです。 ミツユビカモメが出る頃には稀ですがトウゾクカモメが飛ぶ時があります。 |
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ミツユビカモメ成鳥 | トウゾクカモメ 尾羽が伸びきってなく若鳥と思われる |
2010年3月3日 これは潮岬の沖合で撮影したもの。オオミズナギドリは航路筋で一番普通な水鳥です。かつては数千羽もの大群(1時間ぐらいの間群れの側を航行し続ける状態)が見られましたが最近はそうした大きな群れには遭遇しません。 ミツユビカモメの若鳥は羽の上面に出るM字班が特徴です。このカモメは沿岸部では見られないようです。 |
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オオミズナギドリ | |
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ミツユビカモメ 若鳥 |
2010年3月3日 はじめに断っておきます。カモメ類の識別は苦手です。間違いがありましたら是非ご指摘のほどを・・・。 この2枚の写真は潮岬の東方海上での撮影。セグロカモメとオオセグロカモメは羽の灰色の濃さで識別するのですが、それがよくわかる写真がありましたので紹介します。 |
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セグロカモメ | オオセグロカモメ |
2010年3月1日 これは那智勝浦沖合あたりを航行中に撮影したもの。白い大きなカモメが本船に並行して飛んでいました。真っ白なカモメ類と言えば私の知識ではシロカモメしか思い浮かばなかったのでとにかく撮影。クチバシの色、淡褐色の羽が混じっているので若い個体と思われます。 |
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ボサリング日記の”スズメのイラスト”にも船で観察した鳥のリンクをはってあります。マウスでイラストをなぞって下さいね
平成15年10月31日 平成15年10月10日東京港入港の本船上で小鳥を拾得しました。全体に黒っぽい鳥でスズメ大、水かきはありません。ところが見つけた時は運悪く今まさに乗客が下船する時、踏んづけられてしまい鳥はペチャンコになってしまいました。前日22時30分の見回り時(遠州灘を航行中)には無くて、05時25分に東京港に入港する際に見つけましたのでその間に落ちたものと思わますが詳しい落鳥位置はわかりません。なお、10月9日23時御前崎沖航行中の気象状況は風NE20m/sec、晴れ、1024hpc 気温19℃、水温25℃とのこと。かなりの強風だったようです。 平成15年10月21日用事で徳島入港中の本船へ立ち寄ったところ、同僚から見慣れぬ小鳥が甲板に落ちてると教えてくれました。早速、現場である右舷後部甲板へ行くとキビタキ♂と思われる小鳥がずぶ濡れで横たわっていました。発見は徳島入港前09時頃。本船は昨日北九州を出港、同日22時過ぎ(国東半島沖)の巡視の際には見なかったということです。なお、当日02時、足摺岬付近の気象状況は風NE13m/sec、雨、気圧は1016hpc 気温18℃とのことでした。 この時期小鳥たちも決死の渡りをしてるようです。 |
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損傷が激しくよくわかりませんが サンコウチョウ、ムギマキあたりが候補に上がっています |
これは私でもキビタキ♂とわかります |
平成14年10月31日 秋のタカ渡り観察では、アサギマダラのフワフワ飛ぶ姿がよく見られますね。徳島県南部のタカ渡り観察地である明神山でも年配のご夫婦がネット片手にこのアサギマダラの羽根にマークを付けていました。はるか離れた場所で再捕獲されたりする話を聞かされると、よくもまあ!こんな華奢な体で長距離の渡りができるもんだと感心させられます。ところで船の甲板上でもこうした昆虫類の姿を見かける時があります。アカネの仲間と思われるトンボとかセセリ蝶の類が特に数が多いようです。 |
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2002年10月31日 22時24分 遠州灘を東京に向け航行中 甲板上で発見、 |
平成14年10月2日 僚船の仲間より船の甲板上で鳥を見つけたとメールをいただきました。それによりますと「近寄ると高さ1.5m、距離で5mぐらいしか飛べず相当疲れている様子、何度か私から逃げようとしていましたが諦めてフラッシュに怯えていました。飛ぶ時に泣き声を発し、きゅうだか ちゅう だか泣いてました」とのこと。発見場所は東京港を出た夜の巡視でのことですから、おそらく伊豆大島沖合いあたりでしょう。 またまた、はむさん画像ありがとうございました。 |
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おそらくアカエリヒレアシシギの幼鳥ではないでしょうか |
平成14年8月12日 久々に船上の情報です。去る8月8日新門司に着いた僚船の仲間から鳥が甲板にいたと送ってくれた画像です。全長20cmほどの小型の海鳥です。初めのうちはミズナギドリ類かと思ったのですが色々と鳥仲間の助言もいただいて、どうやらウミツバメの仲間だろうということに(しました)。一番可能性が高いのはヒメクロウミツバメあたりでしょうか?あと羽の上面画像があれば決定的だったんですが。 はむさん!画像ありがとうございました。その後平成15年10月2日にも同種の水鳥を拾得しました |
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平成14年5月16日 今朝、新門司入港後、甲板上を見てびっくり!ハシボソミズナギドリが3羽落ちていたんです。1羽は生きていたんですが、残り2羽は哀れな姿で甲板上に横たわっていました。昨夜10時には見ませんでしたのでそれ以降に落鳥したものと思われます。(落鳥はおそらく足摺岬から北九州にかけての海域) ちなみに本船の航海日誌の記録によると昨夜23時の天候は、風はENE16m、雨、気圧1009.0,外温18.0℃、海水温度24℃風浪ENE3m、うねり3.5mとのことでした。天気図でも沖合いの梅雨前線上を低気圧が東進しており時化模様となっていることがわかります。この時化を避けて沿岸部に寄って来た群が力尽きたんでしょうか? 実は5月14日夕方、東京港にて50羽ほどのミズナギドリ(おそらくハシボソミズナギドリ)が飛んでいるのを観察しておりました。江東区有明の沖合いから晴海、台場、木場の海岸にかけてを何回も周回しているように見えました。周回距離で約10キロぐらいでしょうか。なぜ、あんな場所を飛び続けるのか不思議に思っていたところでした。徳島でも1984年5月〜6月にかけてたくさんのハシボソミズナギドリの落鳥個体が海岸に打ち上げられたことがあるそうですが、同様な落鳥騒ぎにならないか心配しておるところです。 なお、保護した鳥は夕方放鳥してやりましたが箱の中でおとなしくしていた姿が信じられぬほど元気に飛び去りました。 |
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3羽の内、元気だった個体です。 | 甲板上に横たわる力尽きたハシボソミズナギドリ |
平成13年11月17日 今度の乗船では小鳥を2回拾いました。第一回目は11月11日の私の乗船日で、東京から下ってきた船のNデッキ左舷(一番上の甲板)でウグイスの♀を拾得しました。そして二回目が本日8時30分、Bデッキ右舷(乗船口のある甲板)で拾得したホオアカです。ホオアカの頭部左側面には傷が見られました。船に衝突したのでしょうか?それとも渡り中に天敵に襲われたのでしょうか? |
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ウグイス♀(ちょっと小さい) 平成13年11月11日拾得時は柔らかかったのでおそらく紀伊半島沖から徳島港にかけての海域で落鳥したものと思われます |
ホオアカ 平成13年11月17日 もうすでに硬かったので佐田岬沖から高知沖にかけての海域で落鳥したものと思われます |
平成13年10月28日 私の乗っている船はダイヤ調整のため昨夜は休航。東京港の沖合いに停泊していたのですが、どうしたことか500羽ほどのウミネコが集まってきまして、手すりにギッシリととまりました。そのウミネコたちですが全て頭は海側・・・すると尻は甲板側・・・それで一斉にウ●コをするものですから大変!あっという間に甲板上は真っ白です。幸い夜に降った大雨が全て洗い流してくれましたが、晴れてたらどうなったことでしょう。 |
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行儀よく並んで一斉にポタポタとやってくれました すぐ近くまで行っても逃げませんでした。 |
コンパクトデジカメでも結構撮れます |
平成13年10月21日 22時30分 今日はなんてツイテル日!仕事仕舞いの船内巡視をやってると、なんと甲板上に鳥が落ちてるではないですか!。一見してウミツバメ!今日の雨でやむなく甲板上に降り立ったもようでお疲れのご様子でしたが、私の部屋までご足労願いまして(お菓子の箱で大事にお運びしました)記念撮影させていただきました。 翌朝までに飛び立ったもようです。 |
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平成13年10月21日 雨ぼ中、煙突横の甲板上にうずくまってました。疲れていたのか簡単につかめました。 | 図鑑では腰羽(上尾筒)の白色部の中央に細い黒線が出るのはコシジロウミツバメらしいんですが・・・でもクロコシジロウミツバメかも・・・・私にはよくわからない・・・誰か教えて下さい。 |
平成13年10月21日 17時10分 風呂上りで一息しているところへブリッジ(操舵室)から「本船の周りをタカが飛んでるよ」と連絡が入った。 服を着るのももどかしくすっ飛んでいった。するとどうだ!全長166mの本船の周りを楕円を描いて飛んでいるのはチゴハヤブサだった。ちょうど雨で視界が悪くなっていた時でおそらく本船で雨宿りしたかったのだろう。そのうちブリッジの窓枠に配した窓洗い用の水道管にとまった。私からの距離はなんと2m!こんな近くで野生のチゴハヤブサが見られるなんて・・・なんてラッキーな!ブリッジの当直者に聞くと30分位前から飛んでいたとのこと。ちょうど徳島県牟岐町の沖合い17kmから室戸岬近くの海域までの出来事であった。 |
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平成13年10月21日 雨降りでもう薄暗くなっていたのであまり写りはよくないですが・・・飛んだ時には下腹は赤褐色っぽく見えましたが写真では幼鳥のようにも見えます。 | 写真の真中の窓にとまりました。こんな近くへやってくるなんてよほど疲れてたのかも。 |
平成13年8月28日 フェリーに乗船勤務中の私の元に僚船から「船上で鳥の死体を拾ったので送る」と連絡が入った。港に着いて何重にも包装されたポリ袋をワクワクしながら解くと、入ってました!全体に緑っぽい小鳥で一見してムシクイ類と分かる。この種の鳥は見分けが難しいのだが、図鑑によるとどうやらセンダイムシクイのようだ。 この鳥は12センチ程の体しかないが東南アジア方面まで渡るらしい。途中で力尽きたんでしょう。 |
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平成13年8月28日 周防灘航行中船上にて拾得 センダイムシクイのさえずりはチチョチチョビー。これが ”焼酎一杯グイー”と聞こえる人は相当な呑ん兵衛? |
カンムリウミスズメだぞー!
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平成13年4月1日 昨夜の足摺岬沖合いあたりのことと思うのですがダウン寸前の?カンムリウミスズメを乗組員が保護しました。今朝、私が預かった時には元気になっていたので岸壁で離してやりました。ためらいがちな羽ばたきの後一直線 に海面上を飛んで行きました。 放鳥前に体をつかんだ際気づいたのですが、心臓の拍動がすごいこと!すごいこと!羽根の力も強いし、見た目 は可愛い鳥なんですがやはり潜水する鳥はすごいパワーを持っていますね。 関連URL Yachoo!オンライン野鳥カンムリウミスズメをご覧下さい |
![]() ホトトギス 東京湾を出て三浦半島沖合いから伊豆大島にかけての海域を航行中、甲板上に落鳥。サイズが小さめで全体に黒っぽいので幼鳥と思われる。本個体は下船後、徳島県立博物館に寄贈しました 。 |
![]() ビンズイ 熊野灘を東京に向け航行中甲板上で発見。当時南西の風が14メートルほど吹いていたが後方からの風向きであったので甲板上はほとんど風はなかった。この時ツバメ2羽も本船上に降り立った。 |
![]() クロコシジロウミツバメ 大雨の中、潮岬沖を航行中、操舵室から甲板上に鳥が落ちてると連絡が入った。たたきつけるような雨で飛ぶことが出来なかったのだろう、ムクドリ大の鳥が甲板上にうずくまっていた。回収すると見たこともない鳥、図鑑で確認する限りではクロコシジロウミツバメのようだった。雨が小止みになってから甲板に放すとしばらくじっとしていたがいつのまにか飛び去った。 |
![]() カンムリウミスズメ 高知沖合いを航行中に甲板上で発見。写真撮影後もとの場所へ戻す 翌朝までに飛び立った模様。 |
![]() ムシクイ類 私が休暇中に乗船中の同僚がデジタルカメラで撮って送ってくれたもの。不幸にも渡り途中で落鳥したようです。 ムシクイの類に見えますが落鳥してから数日経過して痛んでいるので種類が特定できません。他にも写真がありますので見当のつく方はご連絡くださればありがたいです。 |
さて皆さんは鳥が飛んでいる姿をみたことがありますか???なんて質問をするんだと思うでしょう。実は私たちが通常鳥を見る場合観察者自身は停止しています。そう!じっとしているのです。それに対して船上では自身が船の速度で動いているのです。当たり前の事ですが・・・(今のカーフェリーはだいたい時速40キロメートル前後で航行しています。)以前私は甲板上でヒヨドリを見つけました。私の目前でヒヨドリは弱々しくホバリング(ヘリコプターのように一箇所にとどまり飛翔)していました。その飛び方はひらひらと本当にたよりない羽ばたきでした。これは相当弱っているな、元気を取り戻すまで保護してやろうと思い空中に手を伸ばすと、ヒヨドリはじょじょに距離をあけやがて甲板上から海上に出て遠ざかってゆきました。そうです!すでにそのヒヨドリは本来のスピードで飛んでいたのでした。船上でいる者の錯覚だったのです。一見力強く見える鳥の羽ばたきも案外そんなものかもしれません。長距離の渡りをする鳥たちにはいつも驚ろかされます。 皆さんカイツブリは長距離の移動をするのでしょうか?カンムリカイツブリとかハジロカイツブリはわかるのですが常に見られるただのカイツブリも結構長距離を飛ぶことがあるのですね。甲板上でうずくまっているのを保護した事があります。この体つきでよく飛べるものだと思いました。 |
![]() カイツブリ 足摺岬沖から北九州にかけての海域で飛来したものと思われます。その後飛び立つ元気がなかったのでそのまま船内で保護、後に那賀川出島野鳥園に放鳥。 |
4月ごろ四国の最西端佐田岬の沖合いを航行する際に甲板上に出てみると空から多数の小鳥の声(多分小鳥)が聞こえる時があります。細くチーチーと聞こえます。時期から見て渡り途上の鳥の声だと思います。夜間で種類が特定できないのが残念です。 |